2016年5月19日
古民家再生の現場写真です。
台風、地盤沈下、柱や梁のねじりなどで大体の家は、まっすぐ立っているのは少ないです。
少なからずや傾いています。特に古民家は骨組自体が太いためねじりで傾いたり基礎が無いケースが多く
河原から持って来た玉石を代用しています。
そしてもっと大きな要因は筋交いがほとんど入っていない事です。
古民家再生では、まず建物をジャッキ等で浮かし基礎を作り、その後基礎と合体させ
建物に柱補強や筋交い補強をし傾きを直し造作をして行きます。
ここでやはり開口と筋交いの関係が重要に成って来るわけです。ですから経験値の少ない
施工店や設計士さんに依頼すると大失敗しますから気を付けて下さい。
新しい柱、新しい壁そして何十年も家を支えて来た古材のコントラストは
いつ何度見ても良い物です。